2021年5月23日 聖霊降臨日

日本聖公会聖歌 第458番

特祷

全能の神よ、この日あなたは、約束された聖霊の降臨によって、すべての民族、国民に永遠の命の道を開かれました。どうか福音の宣教によって、この聖霊がますます世界に注がれ、地の果てにまで広がりますように、聖霊の一致のうちに父と一体であり、世々に生き支配しておられる主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

福音書

【ヨハネによる福音書 第20章・19ー23節】
その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。
そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。
イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」
そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。
だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」

聖書 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988

聖霊降臨日の礼拝

五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が、天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人ひとりの上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。(使徒言行録2章1〜4節)

これは、聖書に記されている聖霊降臨日の出来事。聖霊なる神さまの愛によって教会は誕生した、それは、私たちにとって、喜びの、希望の日です。教会の祭色は「赤」。赤は聖霊の炎の色、そして、弟子たちの燃える心を象徴する色です。

ところで「赤い靴」というアンデルセンの童話、ご存知ですか。実は、この赤という色は、キリスト教の7つの大罪の一つ〜傲慢の罪〜を意味しています。教会で赤い靴を履いて踊り続ける少女カーレン。神の御前での〜虚飾(嘘つき・ええかっこしい)〜こそが、傲慢の罪の根であることを、この童話作家は描いているのです。

ちなみに、広島には戦後復興のシンボルとしても市民に愛され続けている「アンデルセン」というパン屋さんがあります。そして、何と言っても「赤」と言えば、広島カープ。

今週も、緊急事態宣言下の広島です。それぞれの、佳き主日を。

キリストの平和

牧師 司祭 藤井尚人@広島復活教会

【先月、解団となった「ボーイスカウト広島26団報告書」&「最後まで雨にたたられた26団でした(酒井隊長」&「解団・感謝礼拝式文」が、関係各位に送付されています。お問い合わせは教会まで】