5月30日 三位一体主日 聖霊降臨後第一主日

先月、ある会の席上で
「三位一体というのが、いつまでたっても、よく分からないのですが」というご質問に対する永野副牧師さんのお答え。
「私の大学(同志社大学神学部)の某先生は〜三位一体を説明することはできない。
なぜなら、人間が説明できれば、それは、神ではないから〜と、言われていました!」。

そこで、思い出したのが、聖アウグスチヌス(古代教父・354ー430)のこんな逸話です。
ある日、彼が浜辺を歩いていた時、少年が砂浜に穴を掘り、貝殻で海の水を汲み入れていました。
「何をしてるの」と声をかけると「海の水を全部、入れるんだ」「それは、無理だよ」というアウグスチヌスに「それより、おじさんは、何をしていたの」「実は、父と子と聖霊が、それぞれ違うのに、一つである、ということを考えていたんだよ」と返事をしたところ「それこそ、無理な話だよ。おじさんのチッポケな頭で、神さまの神秘を分かることなどできないよ」。

アイルランドの守護聖人、聖パトリックが、足元に咲いていた三つ葉のクローバーを取り上げ「3つだけど1つ」と説明したという伝説から、教会の三位一体節の祭色が緑になったようですが、私にとっては「音楽=三位一体」という説明が一番、ピンと来ます。
作曲家は、天の父なる神さま。演奏者は、子なる神さま・イエス。メロディーが、聖霊なる神さま。
この3つが1つになって、私たちの心に響く美しい音楽が完成する。
そして、その歌を歌うのが教会、歌声が「福音宣教」というわけです。
新型コロナウイルス感染拡大防止(飛沫感染)の観点から、礼拝での聖歌の歌唱は、ずーっと、自粛しております、「緊急事態宣言」は継続中ですので、You Tubeで、広島復活教会のオルガンをお届けします。
「音楽を通して、私が変わり、世界を良くする人になる」。
これは、エリザベート音楽大学の教育標語、広島復活教会のご近所にある、カトリックの音楽大学です。

それでは、今週も、それぞれの場所で、佳き主日を。
キリストの平和

牧師 司祭 藤井 尚人